昔から、鹿児島県の奄美大島で飲まれてきたと言う酢卵ですが、実は奄美大島に出かけてみると、結構なお歳のご年配の方々の髪がフサフサでしかも真っ黒!な人が多いそうです。
観光旅行などで島に行ったと言う友人が言っていたのですが、とにかく髪の毛が黒々しい・・・地域で、白髪の人を探す方が難しいかも知れない!そうです。
そんなに何故髪が黒々しく保てるのか?と思ったら、どうも郷土食として昔から酢卵を食べたり飲んだりしているという習慣があるそうなのです。
ええ?酢卵?マヨネーズじゃダメなの?と思われた方、マヨネーズも確かに酢卵ですが、ただ本来の酢卵は卵の中身のみならず殻まで使って作られているとこと。全卵を使っている所までは同じですが、まさかマヨネーズは殻までは使っていないので、その点が酢卵と一線を画してしまうのです。
酢卵が何故髪を黒々しくしてくれるのか・・・その秘密はその成分にあります。まず酢卵には卵の殻まで含まれるのは前述のとおりですが、卵の殻の主な成分は炭酸カルシウムで、これが髪の健康にとても有効なのです。
また、全卵にはタンパク質やミネラルが豊富に含まれていますが、中でも亜鉛には髪の発毛を促進させる効果があるそうなので、それも黒髪がフサフサだったと言う理由になるかもしれません。
更に、酢にはアミノ酸や酢酸などの他に、エチルアミンと言う成分が含まれているのですが、このアミン系の成分は成長ホルモンの分泌を促進させる効果があるので、それで髪がフサフサを保つ事が出来るのです。
この、卵の殻・全卵・酢(黒酢がお勧め)が三位一体で合わさって、髪を美しく黒くしてくれる効果が現れるのです。
でも、酢卵って作ってもどうやって食べたらいいか分からない・・・と言う人が多いのも事実で、特に美味しいと言うものでもないのです。
酸っぱいお酢の中にドロリとした卵が混ざっている状態なので、そのまま飲むのはかなり苦痛かも知れません。
酢卵は1日大さじ1杯程度の量を摂取するだけで良いそうなので、お好みの植物油を加えてマヨネーズなどにしてみるのも良さそうです。
作り方は、180cc程度の酢の中に殻を良く洗った卵を入れるだけ、すぐに殻からシュワシュワ泡が出て溶け出していきます。
完成の目安は、卵を突いて殻の内側の薄皮だけの状態になっていたら、薄皮を突いて破いて取り除き、酢と卵をよく混ぜたら完成です。
これを毎日~最低でも1年続けて摂取していると、いつの間にか髪がフサフサになったり白髪が黒くなって行ったりするのです。
5年以上も食べていると、その頃には髪はほとんど黒くなっているそうなので、白髪染めに頼らずに髪を黒く戻していきたい人は酢卵を作って摂ってみてはいかがでしょう。
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